エンジニアとしてのメンタル

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 私は、工場勤務を十数年以上行なった後、IT業界に就いてかれこれ2年目が経ち、気がつけば年齢だけで言えば、もう中堅に差し掛かるくらいの者です。

 私は過去記事では、よく年齢を引き合いに出しつつも、エンジニアとして就職できる方法論などを書いて来ましたが

 そちらの記事中でも書いたように

 エンジニアの業務を行うに当たって、やはり最も重要なのは

・体力

・精神力

 この2つです。

 あとは、理系の大学を出ているとか、数学が好きであるとか、論理的思考能力が得意であるとか、様々な適正のようなものがありますが、上記二つの重要性に比べれば、あってもなくても誤差の範囲内です。

 なので、たとえば数学が中学レベルで未経験だけどITエンジニアになりたいという人は、私が改めてここで答えるまでもなく、過去にそう言った前例も沢山あるので安心して目指すといいと思います。

 そして、とりわけ大切なのは、2番目の精神力です。

 その次に、その精神力を支えるための体力が必要です。

 なので、まず、必要最小限の体力を鍛えながら、精神力をキッチリ磨く、というタスクが必要になってきます。

 しかし

 今回の記事では、いつものように「どうやったら強靭な精神力が身につくか」と書き方はいたしません。

 その大きな理由が2つありまして

・まず私自身が、先日、先輩社員に「あなたは技術力や覚えるスピードはともかく、心の自己管理や気持ちの切り替えをもっと上手くできるようになった方がいいでしょう」と言われた身分であり、精神力の鍛え方云々について、人様に答弁を垂れる資格は全くないこと。

・自分を鍛える方法や論理、生き方などは人によって全く違っており、一般論だけではとてもその全てを語ることなど出来ないから。

 以上に集約されます。

 それでも、私もエンジニアの端くれとして、そしてアウトプットの一環としてブログをあげている身としては、精神力というものについての一生の課題を避けて通るわけにはいきません。

 そこで今回は

【どうすれば体力や精神力を鍛えるための土台を作れるか】

 という部分にフォーカスを当てながら書いていきたいと思います。

 そのため本記事においては、主観的な要素が多数詰まっておりますことをご容赦いただけたら幸いです。

1.自分を知る

 いきなり結論を書いてしまいます。

 そうです。

【自分を知る】

 これがメンタルを鍛える前に行うことの全てであり、極論、これ以上のことはありません。

 まず行うことは「自分を知る」ことです。

 自分というのは何が得意で何が不得手なのか、という小手先の技術も大切ですが

 私の話をすると、最近私自身が意識している事について

「自分が無意識のうちにやっていることは何か」

 ということを考えるようにしました。

 意識しながら無意識にやっていることを考える、などと書くと、まるで禅問答のように聞こえますが

 これが意外と自分を知ることの第一歩のために役立ったりします。

 例えば

 ◯時から△時まで、プログラミングの勉強を夢中でしていた、疲れた時にスマホで趣味のゲームをやっていた、誰かとお喋りしていた、寝ていた、etc…

 なんでもOKです。

 自分を知る上でまず出来ること・簡単なやり方は

「自分が一日を通して意図しようとせずにやっていたことを振り返る」

 ことは有効だと思います。

 もう少し言うと、一番はじめに何かを達成しようとして計画を立てても、なかなか達成できず、気がつけば失敗・挫折してしまった、という経験は誰しもあるかと思われます。

 そこで、計画を立てるにしろ、実際に行動に移すにしろ、まず行うのは自分を知り、そのために自分の一日を振り返ることです。

 その上で、我ながら自分はよく頑張ったと思う事に関しては引き続き続けていけば良いし、直さなくてはならない時間の使い方が多ければ、それもまた良い方向に是正していけば良い。

 それらの繰り返しで、人は、いちいち失敗や挫折に怯えたり自信を無くしたりする事なく、人生時間を有効に使うことができます。

 また例を挙げると、これまでの私の場合、すぐにまず計画を立てて即座に行動し、それらの結果に一喜一憂するということが非常に多かったので、つい最近より、上記のタスクを行い始める事によって、シンプルでありながら自分を少しずつコントロール出来る希望が湧いてきました。

2.いきなり目標が見えてもすぐに計画を立てたり行動したりしないようにする

 本記事の大筋としてまずアプローチしたいのは、【1】の「自分を知る」ことと、こちらです。

 何故なら、自分の能力や時間の使い方など自身のことをわかっていない人は私を含めて意外にいて、その上で計画や行動に移しても、理想通りにはなかなかいかないからです。

 まず行うことは、繰り返しになりますが、自分を知ることです。

 いきなり最初に自信や希望を抱きつつ実際に行動を起こすのは、良い事のように見えて諸刃の剣でもあります

 例えば、「フリーランスになって稼ぐ」「フルスタックエンジニアになって世界を股に掛ける」など、ITエンジニアのキャリアプランという面一つとっても、目標や夢を抱いておられる方は少なくないと思います。

 しかし、自分を知り、相手を知る前に、まず手や足が出たりするようではいけません。

 何故なら、そのフェイズすら行わないうちに失敗してしまったら、それまでの行動が水泡に帰してしまうばかりでなく、挫折して自分に自信を持てなくなり、最悪今後の人生に悪影響がでる恐れもあるからです。

 まず、【1】の、自分を知る事から始める。それから、そのさきを思考し、行動することか決める。

 当たり前のようでいて結構できていないというパターンがあったりするので、これに関しては何としても意識するようにします。

3.自分と他人を比べない

 はっきり言います。

 自分と他人を比べて良い事など一つもありません。

 人は、順位づけや、人気のある物を選択したりするのが好きですが、それでも自分で自分を引き合いに出すのだけはやめましょう。

 相手の自慢話は、もしウザいと思っても軽く聞き流せば良いし、ましてや自分が自己顕示欲を得るがために目の前の相手を見下すなど以ての外です。

 この、自分と他人を比べるという、現代の競争社会で生きていく人が抱きがちな悪癖を取り除くことは、口で言うほど簡単なことではありませんが、それでも何としてもやめなければなりません。

 何故ならそれは、メンタルを鍛えるにあたって最も重要な前提事項である「自分を知る」という上で、最悪の思考だからです。

 相手を見て己を知る、といった諺もどこかにあったように思いますが、それも直接自分と相手を比べて何かを成せるといったことはないですし、もしそれで矮小な勝利を掴んだとしても得られるのはほんの一時的な優越感と、一生つきまとう他人からの目線や自信のなさに悩む、というペナルティです。

 くどいようですが、自分を知ることは、自己の成長について最も大切な思考及び行動になりますので、そのために他人と比べてその線引きの上で自己を優劣の対象にするのは避けるべきです。

自分のことを、

この世の誰とも比べてはいけない。

それは自分自身を侮辱する行為だ。

- ビル・ゲイツ -

4.何があっても自分を責めない

 これは精神科医の和田秀樹氏の著書に書かれていた文言なのですが、自分を責めるという思考は、人間、特に自分というものを卑屈に捉えがちな日本人にありがちな精神です。

 それは、悪いことをしても反省しない、という意味ではもちろんなく、日常生活や仕事を行う際に、些細なことで考えてしまう内容にも当てはまることがあります。

「プロジェクトに失敗したのは自分のせいだ」

「これはこうあるべきだ」

「〇〇さんは自分のやった事についてどう感じてしまっただろう」

「たとえ間違っていても初志貫徹、ブレないでやり続けよう」

 このように自己反省を繰り返しながら、一目散にやることをやっているというのは、一見美徳のようにも見えますが、それは大きな間違いです。

 上記のような考え方はむしろ、自分というものを知るために大きな障害となる考え方で、いわば他人や社会が作った評価軸で動いています。

 そうなると、その後に待ち受けているのは、自分ができなかったことを惜しむだけの多大な後悔であり、不幸です。

 たとえ人から「ブレている」「お前は何もわかっちゃいないし何も変わっちゃいない」と言われても、無視できるだけの、「自分を保つ」意識が必要です。

 正直、そういう相手だって、自分のことなどわかっていませんし、今後もわかってくれるなんてあり得ません。

 とかく、この国や社会は、下手をすればむしろ自分を責めることは良き反省に繋がるなんて考えすら蔓延していますが、そんなことをしても単純に自分が苦しむだけです。

 特に、仕事を行う上で、「自分を責めることをやめる」というのは、私自身も最近になってようやく心がけてやれていることであり、これを行うだけで人生観が全く変わってきて、随分とスッキリ生きていけている感覚を抱いています。

5.自分の生き方までググったりしないこと

 なんだかわけのわからないことを書いている、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんし、自分でもそう思います(笑)。

 とはいっても、意外と笑い事ではなかったりします。

 ITエンジニアは、自分のわからないコードや発想に至らなかったり、勉強したりする際にググるのは必然であり、基本タスクでもあります。

 ですが、勉強の仕方や仕事の見つけ方・お金儲けの方法などならともかく

 自分の人生の価値観や今後大切にしていきたいものまで検索してしまうのはいかがなものでしょう。

 そんなものは自分を知り、自分というものを確立した後に、さらに自分で考えていけば良いのです。

 例えていうなら、特に過去の私ときたら、様々なコンプレックスのために自分の生き方までネット掲示板の落書きに左右されたり、あまつさえ晴れてIT業界に就職できたにも関わらず、挫折と失敗を繰り返しの中で、わざわざ検索してまで自分と他のエンジニアさんのキャリアを無駄に重ね合わせたりしたものです。

 ITエンジニアとして生きるなら、まず目の前の自分がやらなければならない仕事を行った上でプロジェクトを成功させ、そのために自分が何をして何を習得し、そして自分がどのようにそれを成功させるか考え、更に自分というものを考える、、、

 と、帰納的に考えるのが単純かつ確実なやり方なのに

 私は「自分を知る」という大切なことを見落としてきたために、そんなことまで人に委ねて生きてきました。もちろんITに入る前からです。

 そのため、自分がこうしてはいけないな、と思ったことはすぐに切り捨て、まず自分の判断を自分でしっかり保つということを成さねば、何事も上手くいかないのです。

 別に、ググってスピリチュアルなものや宗教にハマるな、とは言いませんが、それでも自分が後悔なき人生を歩むために、検索してわかることと自分の中で答えが見つかっていることの棚卸しができるようになるのが理想かと思います。

6.最後に

 ここまで書いてきてわかったことですが、どれも“ITエンジニアとして”以外でも当てはまることですね。

 大事なことなので何度も書きますが

 最低限必要なのは

「自分を知ること」

 この一言に尽きます。

 あなた自身という存在は、世界にあなた一人だけだし、もちろん私という人間も私だけです。

 個よりも衆を考えることを良きとする日本社会の中で、これを行うことは、当たり前のようでいてすごく難しいことですが

 その分とても大切なことだと断言できます。

 私自身、今日自分で書いた記事をしっかり見返しながら、いつか自分というものを100パーセント確立し、後悔なき人生を生きていこうと心がけます。

 そして

 今回もこんな私事まで介入された記事を見にきてくださった方に、心より感謝いたします。

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