違法SES企業の闇

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  過去に私は、SES(システムエンジニアリングサービス)という形態の会社に所属しており、そこでIT業界の闇を見ました。

  有名どころでは、株式会社AXIA様のサイトをはじめ、SES企業の横暴さや違法ぶりを紹介している情報源もありますが、当ブログでは、ここ最近の“自分の”経験談としての、SES企業の悪行三昧を紹介したいと思います。

1.偽装請負

  SESは準委任契約として使用者と労働者の間に契約が結ばれます。

  通常、このような業態では、現場の責任者に雇用契約を交わした労働者に対する業務指示命令を下すことは出来ず、責任の所在は元請け会社にあります。

  しかし、私の所属していたSESでは、モロに現場の責任者が指揮命令を下しており、実働勤務時間から勤務表まであらゆる管理をしていました。勤務表に関してはSES側でも二重に管理をしていましたが、どちらにせよ常駐先の現場の責任者が主導で従業員の勤怠管理を行なっていたことには間違いありませんでした。

  これはもちろん偽装請負として違法行為に抵触するものであり、刑事罰に触れるものです。

2.待ち合わせ場所で何度も引き渡しをされる(無許可派遣&多重派遣)

  SESの管理営業が担当しているという案件をもつ現場に向かい、その管理営業の者と、「顔合わせ」と言う名の面接に向かうことがあります(派遣許可を得ていない分際でこのようなことを行う時点でほぼアウトなのですが)。そこでは大抵、現場の最寄り駅で、「現場の責任者と待ち合わせる」という名目で連れて行かれるのですが、何故か、間に、全く知らない会社の人間である「担当者A」なる者が、私のような従業員を迎えに来ると、元々いた自社のSES管理営業は去って行ってしまい、そして「担当者A」と共に現場近くに向かいます。そして、Aと共に別の待ち合わせ場所に歩いて、新たな就業場所に向かうかと思うと、今度は別の待ち合わせ場所で待たされます。そして現れたのは、これまた全く知らない会社の「担当者B」が現れ、そして、AとBが名刺交換をしたら、Aは去って行ってしまいます。そしてまた私のような従業員は、今度はBと一緒にどこかに向かいます。

  このような状態が、なんと最高で5回も続いたことがあり……そう、「担当者E」なる者とともに、ようやく今回働く就業先の責任者と面接をする機会が訪れるのです。

  可笑しいのはこう言った、違法を通り越してドナドナみたいな奴隷商売もさることながら、それを従業員に全く可笑しいと思われずに平気の平左でやっていけると感じている、その精神です。あなた(管理営業の担当者)のやっていることは偽装請負だけでなく無許可、それも多重派遣であることは、法律に詳しくない人でもわかります。

3.何故か日雇い作業員にさせられる

  これは個人的に最も頭にきた出来事です。自分で言うのもなんですが、この国に違法行為を行うSES企業は数あれど、ここまで酷い扱いを強いる会社は、私の勤めていた所を除いて他にそうそうないのではないでしょうか。

  何故なら、一般的な日雇い派遣作業員であれば、かつてのグッド◯ィルの事件から起きた問題より、労災等一般就労者としての義務や権利が認められるよう改められたという経緯があり、その辺りは(少なくとも表向きには)機能されている派遣会社がほとんどでしょう。

  私のSES会社の場合、例によって責任の所在が不明、そして怪我をしたり事故を起こしたら無責任、という、現代の派遣奴隷商人も真っ青の所業を平気で行ったのですから、今考えても寒気がします。

  ちなみに、その時の労働内容は、デパートに置くポスレジの本体の搬入作業でした。コンピューター作業(物理)です。モロ肉体労働です。IT業務もなにもあったもんじゃありません。8時間以上働かされても、もちろん残業代など出ませんでした。

4.現場手当とみなし残業を一緒にする

  はい、違法です。もはやSESとか以前に、ここまで違法行為を堂々とやっていると、完全に経営者(代表)が腐り切っているとしか思えません。

  一般の労働法に当たり前の法律として世間で運用されていることなので、今更言うまでもないことなのですが、労働基準監督署対策相談室のWebサイトにはこう記されています。

固定残業手当を導入する際には、その手当の名称ではなく、その手当の支給要件として、「時間外割増賃金相当分として支給する。」というような、明確な定義が必要になります。

  つまり、みなし残業を他の手当てと同一のものとした上で、その分の賃金しか上乗せしないのは、完全なる違法行為なのです。

5.まとめ:SES経営者陣は、労働者を馬鹿にしている

  つまり、SES企業というのは、IT企業に憧れて入る若者や転職希望者を馬鹿にしているとしか思えなく、その上で詐欺行為を平気で行なっているのです。

  もちろん、そういった経営者共はれっきとした犯罪者集団なのですが、それ以上に馬鹿にして舐め腐っているのでしょう。

  SES企業の闇というのは、他にも私が体験したものだけでも、ここではとても書ききれません。また日を改めて書いていきたいと思います。

  最後に。

  自分のITエンジニアとしての実力を磨き、まともな自社開発会社等、あるいはフリーでやっていけるような形態で働いていければ、と、

  今回は自戒の意味も込めて記事を書きました。

  おしまい

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